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カテゴリーについて
古地図の分類は、山下和正著『地図で読む江戸時代』(柏書房)による分類基準などを参考に、以下の基準に基づいています。
- 伊能図(中図・大図):伊能忠敬の率いる測量隊によって作成された地図、伊能大図彩色図を含む
- 迅速測図原図(フランス式彩色図):明治13~19年に作成された関東地方の2万分1迅速測図原図
- 五千分一東京図測量原図:明治16~17年に作成された東京市中の地図
- 関東大震災関連図:関東大地震発災後の調査地図、垂直変動要図
- 日本図:日本全体を描くもの
- 地方図:国レベルを超える広域の一般図(道中図などは別)
- 国図:国絵図など一国を描くもの
- 都市図:江戸大絵図、京都図、大坂図などを含む
- 地域図:村図、湊図など
- 道中図・案内図:街道図、社寺案内図、名勝図などを含む
- 江戸切絵図:折りたたみ式の分冊江戸図
- 天文図:天体を描くもの
- 世界図:大陸もしくは大陸の一部を含む
- アジア図:アジア全体を描くもの
- その他:里程表、内裏図など
資料項目について
古地図コレクションで公開している古地図には、内容の理解の助けになるよう、以下の項目を付しました。
資料番号
資料番号は、国土地理院における資料整理番号です。
読み
原則として図の表書きを採用しました。古地図の題名に読み仮名をつけ、読み方が不明の場合は、空白としました。
サイズ
古地図の紙面全体の法量(大きさ)について計測しました。
彩色
古地図の彩色については、以下の基準で判断しました。
刊行図の場合
木版
木版刷りで色なし
木版 手彩色
木版刷りで筆等にて着色
木版 色刷
木版刷りで印刷にて着色
銅版
銅版刷りで色なし
銅版 手彩色
銅版刷りで筆等にて着色
銅版 色刷
銅版刷りで印刷にて着色
手書図・模写図の場合
手書
手書地図のみで色なし
手書 手彩色
手書地図に筆等にて着色
作成年
古地図の作成年については、和暦・西暦を併記しています。ここでの作成年とは、古地図が作られた年を示します。ただしコレクションの中には、後年にかつての絵図をもとに筆写したものも含まれますが、この場合は解説文を参照してください。
作者
古地図の作成者を明記しました。古地図に作成者の記載がない場合は、不明として空欄としています。
版元
刊行図などの場合、絵図に記されている版元を明記しました。
範囲
おもな範囲を現在の地名で記載し、以下の要領で範囲を選定しました。
国内個別地名 → 地方名 → 日本 → アジア → 世界(分類例)
解説文
各絵図に、1000字程度の解説をつけました。漢字についてはできるだけ常用漢字・新字体を使用し、絵図の題名のみ旧字体を踏襲しました。絵図中の引用文などで、虫くいや汚損などにより判読できない文字については伏せ字(□印)で表示しています。
また、送り仮名などで「シテ」「トモ」などが異字体で1文字表示になっているものについては、「シテ」「トモ」というように半角カタカナ文字で表記しています。
「○○より○○迄」といった際の「より」が、くずし字で「ろ」のように書かれている場合についても、「ヨリ」と半角カタカナ文字で表記しています。
掲載している解説文は、下記の方々の協力を得て作成いたしました。
平井松午
徳島大学教授
小野寺淳
茨城大学教授
三好唯義
神戸市立博物館主査 学芸員
藤田裕嗣
神戸大学教授
渡辺理絵
茨城大学非常勤講師
尾﨑久美子
幕末と明治の博物館学芸員
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